アウトレット

この日を2か月前ぐらいから心待ちにしていたが、正直先生ちゃんがインフルで来られないと知ってから楽しみ度が俄然下がっていた

新体操ちゃんが迎えに来てくれた

「この道からバス乗り場までどの道が近い?」と聞かれ、グーグル検索で一番到着が早いとおなじみの、私がいつも使っている道を教えた

そこでピアノが、「今日はセンター試験だから私たちの家の近くの道の方が混んでないんじゃない?」とご意見番としての力を発揮

その案が採用され比較的すいていたので気分を良くしたピアノが「あっちの道行かなくてよかったね~」って言ってた

私の出す案って、このグループじゃなくても大体採用されない駄案なので、よくないがしろにされたり笑われたり馬鹿にされたりする

こういう小さいことの積み重ねが子供の頃からあって、自分がいいと思ったものを人に紹介するのが怖くなったんだよなあ

って朝のうららかな日差しの中ただ一人後部座席に揺られ無言でそんなことを考えてた

ピアノ妹が同じ会社の違う部署の人と事故って車の前輪から先がなくなり、両方が廃車になったらしく、妹が太ももの付け根を打って足を引きずりながら帰ってきたらしい

 

駐車場に到着してすぐ、ピアノが1番に車から出たのだが、すぐさま新体操も出て走って料金機のところに向かっていた

乗せてもらっておいて駐車料金まで払わせるわけにはいかないと走ってたら、1番に出たくせにのんびり歩いてたピアノが「走るん?wみんな早いねw」と言ってきたのにカチンときて、「新体操に払わしたらいかんよ」って目も見ず笑いながら答えたら「あ、なんも考えてなかった~」と急いでた

運転手が料金機めがけて走って行ってるんを目の前で見ててほんまになんも思わんかったんか?だとしたらそれもそれで問題あるけど、ケチ同士だからわかる、あわよくばお金出してもらおうと思ってたやろ?新体操ちゃんは後で「出すよ」とか言っても受け取らない主義だから

とりあえず駐車料金は我々が払ったが、人の嫌なとこをおびただしく見つけてしまう自分にも嫌気がさし、マッチ棒に助けを求めてた

 

先生ちゃんがいなくなった分の隣のあいてるぼっち席はなんとか死守し、眠ろうとしてたけど眠れず、マリチャで適当な男とチャットしてた

医療の学校に通う20歳の女の子と仲良くなってチャットしてたが、アプリを消したのか履歴が残っておらず悲しい気持ちになった

 

到着したらテンション上がってうきうきした

フランフランや雑貨屋など見るだけで買わずにうろうろしてた

そして我々の一番のお目当てCOACHへ

入り口で30%オフ券を配ってるのは茶飯事