イベント詰め合わせ日曜日

マッチ棒の会社の仲の良い先輩、ゴリさんのお家にお呼ばれしてピザパーティをすることに


菓子折りを買っていざ出陣

ゴリさんのご両親と、ゴリさんと、その息子ぱるるん3才とマッチ棒とワイという謎メン

ワイは部外者すぎて縮み上がっていたが、やはりそういう場に子供がいたら自然と場が和むものだなと思った

ワイとゴリさんは年は違えど地元が一緒なので、小学校の先生の話や、ぱるるんの通う保育所の先生の話に花が咲いた

やっぱり教員はいつまで経っても家族の話題にでるものなのだなと思い、震え上がった

ゴリさんのご両親も気さくなお方で、面白かったし良くしていただいた

新幹線での切りつけ事件の話になって、「ほんまに誰でもよかったんだったら、新幹線じゃなくてやくざの事務所にでも行ったらええのにな!」って言っててワロタ

たしかにな


ゴリさんは漢気があって心遣いのできる方なのだが、ゴリパパさんが私がまだ手をつけてないピザの残り2枚を、切り込みが浅くてくっついていたので一気に持っていこうとした

私は一向にかまわなかったのだが、「まだ食べてない人おるけん」とゴリさんがゴリパパさんを制したのだ

4種類あるピザを6人で食べているのに、誰がどのピザを食べてどのピザを食べてないのかをちゃんと見ていたのだった

よくわからんけど、こういうところができる男とできない男で分かれるところだと思う

ゴリさんはできる男である

マッチ棒はマジもんのポンコツ野郎なので、こういう芸当はできない


ゴリさん宅には弟一家も同居していて、4才と2才の息子さんがいる

4才と3才と2才と同時に関われて、幸せだった

2才弟、まだ人間というより小動物に近くて、ずんどう体型のくせにおしゃべりが上手でめっちゃ可愛くて癒された


ゴリさん宅を後にし、「仁義なき戦い」と「アウトレイジ」を借りて観た

Vシネマは観たかったけど観たことなかったので、これを期にハマったらどうしよ??とか期待しとった

仁義なき戦い、古すぎて音声がくぐもって声が全員同じに聞こえるし、まず広島方言が強いんとやくざ用語が織り混じって半分ぐらいちょっと何言ってるか分かんない

髪型のバリエが少ないけん顔も同じに見えて、相貌認知力欠乏ワイ無事死亡

相貌認知できる方のマッチ棒ですら分かってなかった

ちょっと目離したらすぐ乱闘が起きるし、人が死ぬたび誰もが耳にしたことのあるあのテーマが流れて笑う

でもあとで調べたら仁義なき戦いってノンフィクションなんだね

笑いごとじゃなかった

仁義ある男が仁義なき男に振り回される話…かな?

菅原文太かっけえや

梅宮辰夫若すぎてワロタけど御年80なんやな


比べるとアウトレイジはさすが映像が見やすくて綺麗

ワイはせっかちなので、セリフ以外のところはできるだけ1.5倍速で観るんやけど、1.5倍速で観続けてもいけるぐらい口数の少ない映画

シーンの最後のセリフのあと、必ず5秒は無言の余韻があることに気づいた

これがたけし映画の特徴なんかな?

てかグロすぎてトラウマ

歯医者に乗り込んでいって、虫歯削るドリルで口の中えぐられまくるシーンが嗚咽もの


両方観たあとはグロッキー状態で、もう任侠ものは観んかもしれん

というか、組同士や、組の中の派閥同士の闘争っていまいちピンとこんくてストーリー自体もよく分からん

あと背中の見事な入れ墨ペイントを見せたいがためか、無意味なベッドシーン入れられがち


そして、あじさいを見にいくことにした

18時に家を出て、車で1時間ちょっとかかる遠いところまであじさいを見にいった

知らない山道を通るのはスリルがあるし景色が楽しかった

雨が降っていたので車からあじさいを眺め、満足したところで、空き地で車を切り返して帰ろうとしたところ


なんとタイヤが土と道路のわずかな段差を登れず空回りし、前進しなくなってしまった

マッチ棒はいろいろあって今は軽トラを愛用している

軽トラは馬力が弱く少しの段差も登れない

これは前にも同じようなことがあって知っていた

その時はレッカーを呼ぶ大事件になった

あの時の記憶が蘇り、こんな遠い知らない土地の山の中でレッカーが来るまで待つのはいやだと思った

雨もいとわず外に出て状況を確認した

左の前輪が段差につっかえているが、右の前輪は段差を登れそうだ

しかし土が雨でぬかるんでいて、何度もアクセルを踏んでしまうと墓穴を掘ることになるだろう

前は軽自動車1台だけ通れる細い道路で、人通りは全くなく、お墓が目の前にある

後ろは5メートルほどバックできそうだが、バックしすぎると崖から落ちるだろう

「バックして勢いつけてみよか?」とマッチ棒

こんな時に、たまには冴えてるじゃないか!と思い、オーライオーライしてバックさせた

その後勢いづけて前進すると、道路に登れた

ひと安心である

登りにくそうだった助手席側のワイの体重の分、車体が軽くなったのも良かったのかもしれない

しかし道が細いのでもう1回切り返す必要がありそうだったが、また土ゾーンに戻るのは恐ろしい

そこで雨もいとわず次は前で誘導

ギリギリまで前進させることで切り返さずとも曲がりきることができた

いやはや肝が冷えたね


以前レッカー呼んだ時のこともこの際書いておく

川沿いで、トトロにでてきそうな細い田舎道を軽トラで走らせていた夕方6時

それ以上進むと道がなくなりそうなので、切り返して同じ道を帰ろうとして、バックしたその時

衝撃とともに、後輪が空回る音

急な坂に落ち、後輪が脱輪したのだ

草が茂っていたのでそこまで急だとは思わなかったが、横から見ると45°ぐらいあった

アクセルを踏んでもタイヤが土を掘るだけだったし、土を掘ってしまうと車体が下へ傾く気がして、何度もアクセルを踏もうとするマッチ棒に怒号を飛ばした

車体が重力に任せて下っていってしまうと、真下にある工場のシャッターにぶち当たってしまう危険があった

車だけなら良いが、ボロボロの軽トラでは衝突の衝撃で運転手のマッチ棒が死んでしまうかもしれない

「バックして勢いつけるか、そのまま坂を落ちきってしまおうか?」とB型にありがちな楽観的で行動力のあるマッチ棒に「それはやめとけ」と念を押し、レッカーを呼んだ

到着まで1時間かかると言われた

ここで新たな問題が発生した

ワイはトイレに行きたくなったのである

ヒロインにはトラブルがつきものである

しかし、民家が少しばかりあるだけでコンビニやスーパーは30分歩かないとない

悩んだがヤバかったのでコンビニまで歩くことに

しかし途中で、「もうすぐ着くので近くで誘導よろ」という旨の着信が入り、引き返した

初めて宙ぶらりんにされる軽トラを見た

レッカー車のおじさんにものすごい安心したのを覚えている

そのときワンピースを着ていたのだが、おじさんに「妊娠してるの?」って言われたのも覚えている

もちろん妊娠しているのでなく、デブが腹の脂肪を持て余しているだけだったので、ちょっとショックだった

お腹の子どもに差し障りないか心配してくれたみたいやけど、わたしのプライドには無駄に傷がついた

トイレは我慢できた